8月23日、巡検が行われました。今回の巡検では銀座周辺を散策し、建物に使われている石材を観察したり、地方のアンテナショップを訪れたりしました。まず、建物に使われている石には天然のものと人工のものがあり、その中でさらにマグマ由来のもの、水中に堆積してできたものなどに分けられることを学びました。また、結晶の集まり方を観察することにより、それらを分類することができました。
次に、長野県の物産館である銀座NAGANOを訪ね、所長さんから施設や長野についてお話を伺いました。そこで知ったのは、特産品を売ったり、観光案内をしたりするだけではなく、移住に関する相談や誰もが勘違いしてしまっているような事実を公表することなど、幅広い業務を行なっていることでした。例えば、国内でワインというと、山梨県を想像する人が多いと思いますが、実際は長野県がワイン用ぶどうの生産量1位だそうです。近辺には他の自治体も多数出店しており、その後はそれぞれが自由にアンテナショップの見学を行いました。個人的に印象に残ったのは、北海道や沖縄の店舗は賑わっている一方で、あまり客の姿が見られないところもあったことです。観光地としてよく知られているところでないと、なかなか興味を持ってもらえないのでしょうか。さらに、東京に高い家賃を払ってまで出店するメリットがあるのかという議論まで巻き起こっているそうだ。そんな中でも、「ふるさと回帰支援センター」と呼ばれる他の地域へ移住する人が相談をする場所が設けられており、地方活性化を目指す自治体の意図が窺えました。
今回の巡検を通じて、東京に住んでいると感じることのできない地方自治体の過疎化や少子化に対する危機感を生に感じることができました。また、移住者を呼び込むために就職支援や補助金など至れり尽くせりのようだったので、行政は積極的でない印象がもともとあったので、驚きました。それほど危機的状況ということなのでしょう。今回のように授業で学ぶことを身をもって体感することは少なく貴重なので次回もぜひ参加したいです。(高1 A.I)



