2026.04.30 生徒を知る

高校入学式 見慣れた春(高1)

高校入学式 見慣れた春(高1)

202647日。この日は、暁星高等学校の入学式でした。

新生活へ心を弾ませながら、待ちに待った入学式というわけでもありません。それは、中学から変わる部分があまりに少ないと感じていたからです。メンバーはおろか、校舎も、HR教室の階数までも変わらない。心機一転、気持ちを新たに式に臨むには、あまりに変化が少なすぎました。私は高校について、中学の続きという程度の認識しか抱いていませんでした。将来に大きな夢を見据えているわけでもなく、何かのために必死で努力した経験があるわけでもない。そんな私にとって高校入学とは、教室からトイレへの距離が近くなるという程度の感覚でした。

その冷めた考えが否定されたのは、入学式の最中の校長の言葉です。「物の興廃は必ず人に由る。人の昇沈は定めて道に在り」。空海によるこの言葉は、物事の盛衰が人の考えや行動によって左右され、また、人の成功や失敗はその人の生き方や歩き方によって決まる、という意味です。この言葉を聞いたとき、それまで欠伸を噛み殺しながら右から左へと聞き流していた言葉が、急に実体をもって迫ってきました。すべては自分の意思と行動によるものなのだから、少しでも努力しよう。そう思えたのです。

この春から私は生徒会に入りました。明確な目標があったわけでもないですが、何か行動を起こすべきだと思ったからです。新年度の初めにあった生徒会行事を経て、それは正解だったと今では確信しています。準備に追われているのに、気づけば少しだけ楽しかった。誰かのために動くということが、思っていたよりも悪くなかったと気がつきました。そして、私は中学3年生のとき、最後までやりきれず部活を辞めてしまいました。この文章を書いている今、桜の花ももうすぐ見納めです。そろそろ新しい部活の体験入部に行こうと思っています。(高1 S.U

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