高鳴る鼓動を抑え、平然を装い優勝旗を受け取りました。次の瞬間、感情を爆発させ高々とその深碧の旗を掲げました。優勝旗に見事、燦然と輝く黄色のペナントをつけることができ最高の気分でした。
高3にとって最後の大型行事である運動会。最後の運動会で絶対に優勝をつかみ取って最高の思い出を作るぞ!という加速しすぎた気合いだけで団長になりました。コロナ禍でこの3年間は全学年共通の運動会ができていないということもあり、なおいっそうでした。全体での運動会を経験しているのは高2と高3だけです。自分たちが経験した楽しい運動会を作ることができるのであろうかと責任も重大でした。何しろ高3が精一杯頑張ること、それが受け継がれると信じて力を尽くしました。
身も溶けるほどの暑さの中、各学年1つのゴールに向けて死力を尽くす姿を見ると、居ても立っても居られなくなります。受け継がれた黄色の御旗を振って、自分も力いっぱい応援しました。棒倒し、合戦、男子校ならではの本気の闘い、人工芝が滑る中でのリレーは絶対に勝つという気持ちが前面にでた闘いです。観ているほうも胸が熱くなる、座っている人など誰もいない。興奮がやまない。俺達の運動会がかえってきました。
今年度の運動会では、僕はA組の応援団長に任命されました。僕自身、中2以来、4年ぶりの全校生徒での運動会で、以前はどのような雰囲気だったのかを忘れてしまっていました。応援団長として何をすればよいか分からず、とても苦労しましたが、担任の先生方や、各専科の先生方に色々お話を伺い、他の組の団長とも協議を重ね、なんとか無事に運動会を終えることが出来ました。全校生徒の前で、話をするのはもちろん初めての経験で、手が震えてマイクが持てないほど緊張しましたが、終わった後は、達成感に満たされました。
また、運動会を通して、暁星生の強力な結びつきを再確認することが出来ました。暁星の運動会では、中学から高校まで一堂に会し、他学年であっても、一勝するたびに全員で一緒に喜びます。今まで、コロナによって様々な学校行事がなくなり、開催できても制限付きでの開催となっていた中で、マスクを外し、みんなで思いっきり盛り上がることが出来て本当に楽しく、最高の運動会になりました。


